2016年12月3日

 世界のオフィスビル取引が下落しています。特にロンドンのオフィスビル取引価格が大幅に下がっています。大手の研究所がまとめたアジアや欧米の主要都市の不動産価格の調査結果によると、前回調査と比べた騰落率は、ロンドンがマイナス5.8%と、最も下げ幅が大きかった模様です。英国は6月の国民投票で欧州連合(EU)離脱を決定。景気に不透明感が広がり「オフィスビルの新規投資が抑えられている」そんな姿勢が目立ちます。

 一方、東京は、3.4%上昇しました。上げ幅は前回調査より鈍ったようですが金融緩和や日銀マイナス金利政策の影響で投資資金が流れ込んでいますが、賃料の上昇は鈍いままです。