2016年3月12日

 2016年3月11日、東日本大震災から丸5年が経過いたしました。

東日本大震災で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

 内閣府が3月8日に公表した2016年2月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数は前月比で2.0ポイント低下の45.6となりました。株価の下落などで、これまで消費を下支えしてきた高額品の購買意欲にかげりが出てきているようです。調査では「株価の低迷が、消費者の財布のひもを固くしている」(レストラン業)といった声に加え、「これまで売り上げを下支えしてきたインバウンド(訪日外国人)の来客数に、少し落ち込みを感じる」(大手百貨店)と外国人観光客の消費減速を示唆するコメントも寄せられています。2~3カ月後の先行き判断指数は1.8ポイント低下の48.6と、好不況の分かれ目となる「50」を割り込み家計部門だけではなく、企業からも為替の円高進行のほか、中国など新興国経済の減速など外部環境の不透明感を指摘する声が聞かれています。経済アナリストによると「消費者の中で『株安が続きそうだ』という懸念が浸透し、消費マインドを下押ししている。」と分析しています。